”人の演奏は上手なのに、自分はまだまだ下手に聴こえる”の法則。

先日、大人数の前で話すことがありまして、十分に原稿を作ってシナリオ練っておりましたが、
ひとたび、人前にでるとすっ飛んでしまって、あとはほとんど原稿も見ず、アドリブで60分間話をしてしまいました。

何を話したか記憶にございません。

昔から人前に出て話をすると、ほとんど言いたいことの半分も言えず、なんて自分は話が下手だと
落ち込んでしまうのですが、冒頭のようにほとんど勢いで話せた自分に今、驚いております。

これもジャズセッションを続けたことが、役立っている。。と妙に納得した次第です。

と、そんなセッションではございますが、よくワークショップなどに来ていただいて
いる方で、もう十分上手いのに、なかなかセッションに行けない!!という方々がおられます。

そんな人に聴くと、他の人は上手なのに自分は下手なので恥ずかしいとか、なかなか自分はうまくできない、自分のここが駄目というように、人と比べて、自分が駄目というところにずっとフォーカスしている感じなのです。

でも、こんないい点もあるし、ここはできているし、これだけクリアできているから大丈夫と
背中押しているのですが。。。(マジでそこらへんの人より上手いよ~の人もいる)

人の演奏だって、結構いろいろな人の演奏を聴いてきた私からしたら、その人とそんなに変わらないということも十分知っている私がいうのですから間違いありませんが、
当人はガンとしてダークサイドにフォーカスしております。

これ、面白いもので、人の演奏については、悪いところとか駄目なところが全然目に入らず(耳に入らずか)いいところがだけ目(耳)についてしまう、そして自分に対しては徹底して、できていないところに目(耳)が行ってしまう。

これ、人の性格にもよるんですが、日本人にはそんな傾向、というより法則みたいなのがあるように思います。

なので、今回、そういう人にお聞きします。

ひょっとして、小さい頃から、駄目でしょうとか、もっと頑張りなさいとか親から言われて続けていませんでした?

良くなるためには駄目なところを直さなければならないという強迫観念は、親の性格や教育方針に強く影響をうけるもの。
良くできたね、本当によかったね。という親だと、子供は、駄目なところより、もっともっといいところを伸ばそうとします。

もう、今のタイミングで、その親はあなたの演奏に必要ないでしょう

これからは、あなたがあなたのお母さんです。

よくできたね。、頑張っているね、そういう声を自分にかけてみませんか?
これってセッションだけでなく生活全般に言えることですが、そろそろ自分をかわいがってあげようよ、褒めてあげようよ。

もう、そのタイミングに来ていますよ。

その上で、セッションでオススメは、いろいろな人がいるセッションでいろいろとお話をする、つながるということ。大なり小なり、みんな同じような思いがあるということに気がつくと本当に気が楽になりますよ。

練習会セッションという初心者向けセッションが土曜日昼にありますのでここで、
いろいろな方と交流してみてくださいね。ビギナー編とステップアップ編があります。(誰でも歓迎!下の項目見てね)

で、話は変わりますが、自分の演奏がなんとなくさまになった時に、音楽好きな母親の誕生日に、
その演奏を録音して、手作りジャケットつきのCDにして、プレゼントことがあります。

その後、母からはうんともすんとも感想もいただけておりませんが。。。贈り物が、ただの嫌がらせだった?(笑)

という訳で、ささやかな楽しみを見つけながら演奏していきましょう!!

 

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練習会セッションビギナー編
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”人の演奏は上手なのに、自分はまだまだ下手に聴こえる”の法則。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 土谷 より:

    面白いです。「ダークサイドにフォーカス」というフレーズがいいです。ヨーダも「フォースの暗黒面に集中してはならない」と言っていました。最後のオチも笑いました。

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