10/3(土)『セッション初心者アンサンブルワークショップ』で始めるジャズ
●このワークショップ、間口はとても広いのです。
今週土曜日、3日昼はセッション初心者アンサンブルワークショップです。
これは、これからジャズのセッションをやっていきたいという方向けのワークショップ。参加される方は、演奏のバックボーンはまちまちです。
学生時代に、ほかのジャンル(たとえば、ロックとか)でバンド演奏していた人。小さい頃から、クラシックピアノを習っていた人やエレクトーンをやっていた人。社会人で初めて楽器を演奏した人。ジャズが好きでそれが高じて楽器を始めた人、などなど。
年齢(10代から60代以上など)も、演奏歴も、かかわってきた音楽ジャンルも実にさまざまです。皆さん、セッションは初めてだし、人と一緒に演奏するのも初めてという方も多くおられます。
このセッション初心者アンサンブルワークショップでは、そんな多種多様な皆さんが一緒になってジャズの演奏を体感していただくところから始まります。
ジャズのセッションでは何が行われているの?それぞれの楽器は何をしたらいいの?ジャズらしさって何?どんな練習をしたらいいの?それにこたえるのがこのワークショップです。
意外でしたが、以前に参加されたジャズ研出身でセッションも経験したことがあるという方が、本当に今まで知らなかった、教えてもらえてよかったと言って喜んでいたことも。
自分自身を振り返っても、最初に始めた頃にこのことを知っていればもっと効率的に上達したのにということなどを、ファーストステップでやっていきます。
●上達できていないつもりでもやっていくことで少しずつ変化しています。
ここは6カ月くらいをワンクールにして、ローテーションで曲をやっていきます。セッションの流れを経験し、新しい曲に接しながら人との演奏について重要なポイントを学んでいきます。
すでに6カ月前の人は、実際のセッションに近い練習などにも進んでいる人も。今年はセッションに出れるようにという目標を持つ人もおられます。
ここは、人それぞれのペースでジャズのセッションをゴールに最初の一歩を踏み出すワークショップなのです。
ジャズの場合、ここまで人のバックボーンが違うと上達するにはこれをやらなければというのも本当にさまざまです。
富士山の頂上をめざしても、ふもとからなのか、途中から登るのか、静岡の方からなのか、山梨からなのかとかとか。いろいろな選択肢があります。
ジャズもそんな感じだと思います。
なので、それだけに自分のステージを自分で把握していかないと本当に上達しているのかいないのか不安になってしまうようです。
それでも、セッションに向けて頑張ろうと思って続けていくと、自分ではそう実感を得てなくても確実に上達しているのがわかります。このワークショップに参加された方も、それぞれに自分の目標をもって音楽をライフワークにしている人が多いなとつくづく思うのです。
ところで話は変わりますが、家には毎年つけている梅酒があります。
右が最近つけたもの。左が一年前につけたもの。
上の左が、一年前はこんな感じ。↓
一年ってすごいなとつくづく思いました。
先日お話をしていて、当店の一番初心者向けの練習会セッションというものがあります。セッション初心者アンサンブルワークショップ(ビギナー編)でセッションの流れを理解して、それぞれの曲を練習したら、ファーストステップとして目指していただきたいセッションです。
この中で、今年の初めごろに当店のこのセッション初心者アンサンブルワークショップにこられた方が、いらっしゃってもう数か月経つんですねという話がでました。
昨年に初めて来られた人もいます。どの方も、時間が経つのがあっという間という印象を持たれていました。
「今日が一番若い。」そして、「時間はあっという間に過ぎていく」
けれど、確実に時間はこの梅酒のように自分の中に確実な変化を起こしていく。
ということ。
始めたいという気持ちがあれば、やってみましょう。私たちの一歩も最初は、そんな感じでした。(本当に人生どうなるかわからないものです)
ちなみに、数年前に作った梅干し(右)。これがかなりしょっぱい。マスターに食べさせると、「俺を殺す気か」といわれました。そこで、はちみつにつけてリメイクしている(左)ところです。
始めてもいくらでも、やり直しはきくのです。もっとうまくなってから始めたいというより、思ったらまずは始めるのが大事です。
時間は戻せないのですから。