第一のステップ

セッション初心者アンサンブルワークショップ

先日は、ワークショップにご参加いただきまして、ありがとうございました。
いかがでしたか?わかりやすかったという人も、また少し難しいという人もおられた
かもしれません。

人と演奏をするのが始めてという方も、まだ慣れていないという方も、
ジャズでの演奏が始めてという方などいろいろおられると思いますが、
まずはこの部分を理解しているかしていないかが、これからやる上で、
上達の差にもなってきます。

一度に理解するのは難しいかもしれませんが、アンサンブルとはこういうものであるという
ことを今後も何回かに分けて、また曲の演奏を通して徐々に理解していただけるように
考えております。

今後のセッション初心者アンサンブルワークショップ予定をお知らせします。

6か月を通して、ジャズのアンサンブルに慣れ、セッションのための基本知識と曲を
学んでいきます。
同じテーマの中で曲を変えながら、そのテーマの理解を深めていただきます。
曲は短めの曲(ブルースなど)と、スタンダード曲(やさしめの曲)を毎月2曲やります。

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セッション初心者アンサンブルワークショップの予定(テーマ&課題曲)

5月(※この月はGWが入るため、9日開催になります) テーマ:ジャズ耳を作る
題材曲:TennerMadness(Bbブルース)/「枯葉」(Gmキー)

参考音源:テナーマッドネス ソニー・ロリンズ

6月 テーマ:ジャズのリズムとは
題材曲:Fブルース(Bille’sBounce)/「Just friend」(F)

7月 テーマ:アンサンブルの理解2
題材曲:「Bag’s Grove」(Fのブルース)/「I’ll close my eyes」(F)

8月 テーマ:ジャズ耳を作る2
題材曲::「Doxy」(Bb)/「Candy」(Bb)

9月 テーマ:ジャズのリズムとは2
題材曲:Fブルース「CoolStruttn’」※(Fブルース)/「I Love you」(F)
※ご参加の方で、CoolStruttin’の譜面がない方はお知らせください。

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6か月をめどにジャズのアンサンブルに慣れていきましょう。

それぞれのパートごとに、次の月に向けて、下記を目指してください。
1日5分でも10分でも構いません。音を出せない日は、音源を聴いて曲を理解してみてください。

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○全パート共通
・曲を聴く。どんな曲かを知るのは大切です。課題曲の音源をできるだけいろいろな人の音源を
聴き比べてみてください。できれば譜面を見ながら、どこを弾いているのかを確認しましょう。

・次に聴けるようなら、できる範囲でベースを聴くようにしてみましょう。同じくどこを弾いているのか、譜面を追いながら確認していきましょう。(ベースが聴きやすい音源がいいです)
○サックス、トランペットなどフロント楽器の方。

・まずは、テーマを演奏するのがこのパートの役割となります。
テーマを譜面をみながら(できる人は暗記して譜面を見ずに)演奏をすることをめざしましよう。
・テーマが吹けたらアドリブですが、アドリブはいきなりできない場合があると思いますので、
その場合は、テーマをフェイクする(曲でリズムを変える、音を伸ばす、音をはしょるなどをしてみて自由に演奏してみる。(ここで大切なことは、曲の流れは理解しておくこと。小節を飛ばしたり、
止まったりしないで流れを聴いてみる)
・エンディング(できる方は)
○ピアノ、ギターなどのコード楽器の方。
・ピアノの方はやることがいっぱいあるので、クラクラするかもしれませんが、まずはバッキングするときのコードの音を確認しましょう。基本となる3度と7度の音を左手で押さえ、右手はテンションなどの音をできる範囲で押さえらえられるようにしましょう。
ギターの方も、バッキングのコードを確認してください。
・アドリブは、できる範囲でやってみていただきたいのですが、左手は3度と7度の音を押さえる(できなければ、右手のフレーズのみでもいいです)
・ピアノ、もしくはギターの方は、余裕があればイントロもやってみましょう。一番簡単な方法は、最後の8小節をリズムをキープしながら弾くという方法です。これもできなければ、カウントで入りますので、できる範囲で練習してください。(コピーができる人は、それを用意していただいてもいいです)
○ドラムの方。
・曲を何度も聴いてください。できれば手元に譜面を用意して、どこを演奏しているかをわかるようにしてみてください。
・ドラムの方は曲を歌いながら、練習をしてみてください。また、ベースの音を聴くということを優先的にやってみてください。

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ということで、長くなりましたが、来月以降の予定はこちらに載せています。

なお、もっとペースを上げて頑張って練習していきたい方は下記のメニューもあります。

また、初心者以降も必要に応じてこれら学びたいことを学んで上達してください。(わからない点はお問い合わせください。)

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○セッション曲攻略のためのやさしいジャズ理論講座

曲を知る、また曲どうして成り立っているかを毎月1曲取り上げて、コードやスケールなどを

勉強していきます。座学です。(コードの意味がわかる、譜面が読める方がお勧めです)

○ジャズアドリブ実践ワークショップ(フロント・ギター・ピアノ対象)

アドリブの考え方を学びます。汎用的に使えるアドリブの考え方を紹介。(コードや譜面が理解できる方にお勧め)

○テーマ別ピアノ・クリニック

自分の弱点などを実際の演奏を通してアドバイスをもらいましょう。興味のあるテーマにご参加いただけます。

○エンディング強化道場

エンディングの苦手な方に。

○ジーン重村のドラム実践塾(5月にリニューアル予定)

○田鹿雅裕アンサンブル道場

ご自身が自信をもって演奏するレパートリーができれば、1曲からでも、一流ドラマー田鹿さんとセッションをしてアドバイスをもらいましょう。毎月の課題曲を決めて田鹿さんの話を聴きながらアンサンブルの実践と理解を深めていきましょう。

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当店では、一歩一歩曲を練習していくためのカリキュラムとして曲をこのように選んでいます。
もちろん、これを練習して、参加して演奏するのがお勧めですが、仕事などの都合で
ご参加いただけない場合でも、このようにご自身で曲を決め、練習する時間をとってください。

ひとりでもできないことはありませんが、ワークショップに参加されることで、一緒に演奏する仲間もできることで、やる気もでて、挫折することも少なくなります。

できるだけ、ご自身の上達を確かめながら、また目標を持ちながら進めていただければ幸いです。

ワークショップにご参加された方が、ジャズを継続して続けていけるように10日くらいに一度
メールをお送りさせていただきます。(ご不要の方は、お手数ではございますが、ご連絡ください)

次回のメールでは「私自身がどうやってジャズをやってきたのか」をお話していきますね。

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