そこが知りたい!エンディング強化道場
その場に集まったメンバーと、その場でしかできない音楽が楽しめるジャムセッション。そんな即興性の高さがジャズの魅力であると同時に、初心者の方がセッションへの参加に二の足を踏んでしまう理由にもなっているのではないでしょうか。
このエンディング強化道場では、ジャムセッション初心者の方々が一二を争う頻度で挙げる、
『曲の終わりってどうすればいいの?』
という疑問を解消できます。
いくら即興性の高いジャムセッションとはいえ、実はエンディングによく使われるパターンというものもいくつかあります。
タネ明かしをすると・・・そのパターンを、ジャムセッションでよく取り上げられるスタンダードナンバーを題材にして練習してみましょう、ということなのです。
と言っても実際に何を弾けばいいのか分からない・・という方も心配は要りません。ワークショップのはじめに、講師の櫻井氏が実際に日頃よくつかうフレーズなどを盛り込んだ実践的な演奏例の譜面が配布されます。譜面をそのまま吹く・弾くだけでかっこよく曲を終えられるというわけです。
もちろん譜面をなぞるだけではありません。アルトサックスもピアノも弾きこなすマルチプレイヤー櫻井氏やアシスタントして参加するプレイヤーなどと実際にセッションをしながら、かっこいいエンディングを目指していきます。
櫻井氏のアドバイスも非常に実践的。このエンディングのパターンに入るためにはこの小節でこんな音を入れたほうがいい、終わりたいタイミングのどれくらい前にメンバーに合図をするのがいい、などなど。
また、櫻井氏はマルチプレイヤーですので管楽器の方はもちろんピアノやギターなどのコード楽器の方に向けたアドバイスもしてくださいます。
一通り櫻井氏からのレッスンが終わったあとは質問コーナー。この曲はどう終わればいい?じゃあこんな曲は?など投げかけられた疑問に櫻井氏が答え、そのあとは実際にセッションの中でその曲のエンディングを練習することもできます。
参加者の方々が櫻井氏のアドバイスを受けて「そういうことだったのか!」と驚いた表情をされているのが非常に印象的なワークショップです。
題材曲の他に、このエンディングが応用できる曲もいろいろ教えてくれるので、
事前にエンディングのパターンを練習しておけば、落ち着いて演奏に臨めて安心ですよね。
これからセッションに参加したいという初心者の方はもちろん、頭では分かっているのに実際のセッションではどうもうまくいかないという方も、是非一度足を運んでみてくださいね。