【初めてのジャズ理論1】音名と音程
【音名】
Jazz理論を学ぶのにまず最初に音名からスタートしましょう。
ジャズでは基本的に音名の英語表記を覚えることが必要になります。
和音の記号であるコードネームが英語表記だからです。
ドレミファソラシド はイタリア語表記です。
これを英語表記にするとC D E F G A B Cになります。
#シャープ(半音上がる)♭フラット(半音下がる)などの変化記号は、
C#(ド#)G♭(ソ♭) などのように英語音名の後ろにつけます。
ディグリー(度数)といって数字で表すのもよく使われます(Ⅰ-Ⅱ-Ⅲ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅵ-Ⅶ-Ⅰ)
これはメジャースケールを数字化したディグリー(度数)です。
コードに対してのディグリー(度数) など 目的別で数字は使い分けますので何に対しての数字なのかは、しっかり意識しましょう。
ディグリーは音程の相対的な感覚であらわしているので、移調などに便利です。
ディグリー(数字)表記の時の#シャープ(半音上がる)♭フラット(半音下がる)などの変化記号は【♭3 、♭7】などのように 数字の手前につけます。
♭(フラット)を【−3、 −7】 などのようにマイナス記号で書くこともあります。
【音程】
音程とは二つの音と音の距離のことをいいます。
音程表記と半音の数のルールを知っていれば、複雑に見える音と音の関係性をシンプルに考えることができます。
メジャースケールの(1234567)を音程では、
(P1 M2 M3 P4 P5 M6 M7) と表します。
1オクターブには12音あるので、次のように音程表記とディグリー(数字表記)そして半音の数を理解すると、どれでも音程は完璧に探せます。
P1=半音0個 ド
m2(♭2) (#1)=半音1個
M2 =半音2個レ
m3 (♭3)(#2)=半音3個
M3 =半音4個. ミ
P4 =半音5個. ファ
a4(#4)(♭5)=半音6個
P5 =半音7個. ソ
a5(#5)(♭6)=半音8個
M6 =半音9個. ラ
m7(♭7) (#6)=半音10個
M7半音=11個. シ
P8(オクターブ)=半音12個. ド
✳︎省略記号と日本語表記
P=perfect=完全
M=major=長
m=minor=短(♭)
a=augumented=増(#)
dim=diminished=減(♭)
音程とdegreeと半音の数
これらをゆっくり確実に探しだせることが大事です。