セッションの曲『朝日のようにさわやかに』。邦題の違和感を演奏で聴き比べてみる。

個人的な話で恐縮ですが、最近、我が家のすぐ横で建設中のマンションを覆う  防音シートのおかげで、ここ数ヶ月、南の窓が塞がれ部屋は朝から真っ暗状態です。。。。

数ヶ月前までは、朝の爽やかな日差しが差込み、一日の元気を充填できるくらい明るかったのに。。。

今では牢獄のような室内になってしまいました(泣)。
ああ、あの明るかった朝を取り戻したい。。。

 

そんなときにいつも頭をよぎるタイトルがこれ、「朝日のようにさわやかに」。

 

ご存知の方も多いと思いますが、セッションでも初心者の方も演奏しやすい曲でありながら、上級者まで幅広い層に人気の曲です。

この曲、邦題が「さわやかに」となっているのに、見るとメジャーではなく、
マイナーの曲です。どこがさわやかなんだと不思議。

 

ひょっとしたら、この曲を作った人は、いまの私のように、かっての
さわやかな朝に思いを馳せてる状況なのかしらと思いました。

ということで、歌詞を調べてみると確かに予感は的中。
恐ろしいくらい悲観的な歌詞です。よかったことがあるだけに、それがなくなると思うとどん底ですね。

さわやかにというこの日本語のタイトルがかえって、絶望感を際立たせます。

 

歌詞の内容については、こういうページがありましたので詳しくはこちらを見てくださいね。

ジャズのスタンダードは英語の歌詞なので日本人からしたら歌詞の意味をわからず、曲のイメージだけで演奏しがちなところもあるかもしれません。

しかし、歴代のミュージシャンの中には、歌詞がわからないと演奏しない
というミュージシャンもいたくらい大事に考えていたので、演奏するなら歌詞の付いている曲はどんな内容かをチェックしてみたいですね。

この曲、いろいろなジャズミュージシャンがこの曲を演奏しています。
彼らがどう演奏しているのか、歌詞をイメージしながら演奏を聴いてみると面白いですよ。

イメージが変わってくるかも。

いくつかここでご紹介しましょう。

◆スタンゲッツ(Ts)&ケニーバロン(Pf)

◆ソニー・クラーク(Pf)

他にも有名な人ではこういう演奏もありました(リンク貼ってます)

ジョン・コルトレーン(Ts)

チェット・ベイカー(tp)

モダンジャズカルテット

マイケル・ブレッカー(Ts)

ソニー・ロリンズ(Ts)

エリック・ドルフィー(b-cl)&ハービー・ハンコック(Pf)

デクスター・ゴードン(Ts

ロン・カーター(B)

この他にもYOUTUBEにいろいろな演奏があるので聴いてみてください。

 

ということで、これだけ表現の幅がある『朝日のようにさわやかに』。

実にシンプルなコード進行ですが、どのようにアドリブを演奏したらかっこいいアドリブになるのか。

今月7月23日(日)の午前に岡崎さんのアドリブ練習会できっとそういった点も解説して
いただけるのではないかと期待しています。

詳しくは詳細・申し込みページをご覧下さい。

 

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