ジャズピアノは奥が深い・・。見えない出口

あったり前だとぴしゃりと言われてしまいそうですが。

また、他の楽器の人からみれば、ピアノだけが奥深い訳ではないと言われてしまいそうですが。

ピアノをやっていると楽しいと思う反面、苦しみと弱音が常に付きまといます。

私なんかも、長年、ピアノもやってきたけど、感覚的にやってきたのでどこまでやっても自信がないところもあります。 なにせ、ピアノは小さなオーケストラといわれるくらい、なんでもできてしまうところが、 その悩みのもとなのかと思うこの頃です。

 

そして、いいわけになるのですが、大人になるとそんなに練習時間も割けないのでいかに効率よく練習するかも課題になってきます。 そんな自分の遠回りピアノ人生から、実現したのが、「テーマ別ジャズピアノ・クリニック」でした。 ジャズピアノで、求められる要素、リズム、コンピング、アドリブ、イントロ、エンディング、アレンジなどなど、各テーマに分けて、それぞれのポイントを学び、練習法までアドバイスいただくという内容です。

 

先生は、ジャズを教えて何十年というベテラン外谷東先生。先生の演奏には歴史の名ピアニストの様々な演奏などの膨大なストックが感じられ、発せられるひとつひとつの説得力が半端ないのです。 参加される方は、この先生の演奏と解説を聞き、それをもとにご自身が練習されている曲を、弾いてアドバイスをもらいます。

 

演奏は、自分のできるもの、練習しているものでいいのでとにかく、演奏。具体的にそのあとに、アドバイスをいただきます。 実際は自分の演奏はその場で、アドバイスをもらってもどう弾いたのかがよく覚えていないと思うので、まずはご自身の演奏を録音し、家に帰ってアドバイスで確認するといいでしょう。

 

それよりも、人の演奏とそれに対するアドバイスを聞くとその場で、演奏とアドバイスが並列で確認できるのでとても勉強になると思います。   枯葉だけしかできないというまったくの初心者の方も参加されました。

その方も、このワークショップに参加され、とても勉強になったとご自身で仕事の合間に練習を重ねておられますが、その上達ぶりは目を見張るものがあります。 参加された方からは、「他の方へのアドバイスがとても勉強になった」、「他の方々の演奏が自分の刺激になった。ひとりで勉強してるとどうしてもだらけてしまう」「普段の練習のしかたも教えていただき、勉強になった」という声をいただいています。

何よりも、自分がもっと早い時期に出会いたかった・・出口が見えない、そんな時期にこのワークショップがあったら自分ももっと上達していたかもと思うワークショップでした。

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