【初めてのジャズ理論17】アッパーストラクチャートライアド
【アッパーストラクチャートライアド】
(Combination of diminished& Altered scale)
アッパーストラクチャートライアドとは、
スケールの中の音で構成されるテンションを含むトライアド(3和音)のことをいいます。
今回はcom dim(コンディミ) スケールとオルタードスケールを中心に見ていきます。
なぜアッパーストラクチャートライアドを学ぶのか?
テンションの入ったトライアドを使うことで、
簡単にカッコいいアドリブが作れるからです。
これらを応用することでドミナント7thコード(◯7)での演奏できる可能性が何倍にも広がります。
Combination of diminished scale (コンビネーション オブ デイミニッシュ スケール)
(半音/全音 音階)
scaleの度数
【1-(♭2)-(#2)-3-(#4)-5-6-(♭7)】
✳︎表記【(2=9)( 4=11)( 6=13)】
このスケールは、
(♭9)( #11) (13)のテンション
なのでナチュラルテンションとオルタードテンションの中間くらいにあります。
そしてこのスケールは、半音と全音が交互にくるため♭3度音程で=(イコール)になります。
つまり三種類の形しかありません。
C (com dim) (C D♭ E♭ E F# G A B♭ C)
D♭(com dim) (D♭ D E F G A♭ B♭ B D♭)
D7 (Com dim)(D E♭ F G♭ A♭ A B C D)
ビルエバンス ハービーハンコック含め、
ジャズの巨匠が演奏するようなモダンな音使いもこのスケールで作り出せます。
Altered scale(オルタードスケール)
Altered scaleの度数は
【1-(♭2)-(#2)-3-(#4)-(♭6)-(♭7)-1】
✴︎(2=9. 4=11. 6=13)
C (C D♭ D# E F# A♭ B♭ C)
F (F G♭ G# A B D♭ E♭ F)
B♭(B♭ B C# D E G♭ A♭ B♭)
E♭(E♭ E F# G A B D♭ E♭)
A♭(A♭ A B C D E G♭ A♭
D♭ (D♭ D E F G A B D♭)
G♭(G♭ G A B♭ C D E G♭)
B(B C D D# F G A B)
E(E F G G# A# C D E)
A(A B♭ C C# D# F G A)
D(D E♭ F F# G# B♭ C D)
G(G A♭ A# B C# E♭ F G)
これらのスケールを有効に使う方法を扱います。
- アッパーストラクチャートライアドの使い方がわからない
- テンション感のあるモダンなサウンドのアドリブをしたい
- オルタード コンディミ スケールをもっと上手く使いたい
- ◯7コードに対して 簡単に演奏出来るフレーズの引き出しを格段に増やしたい
こんな方にオススメです
必要トピック
音程がわかること
3和音と4和音
✳︎スケールを知ってること
オススメワークショップ