素直に聞く気持ちが大切
先日、とても印象に残ったことがありました。原川さんのセッションのとき。初心者ワークショップにも来られたサックスの方が、帰り際、わからないこと、セッションの中でとまどった部分のことを原川さんにどうしたらいいのかと聞いていました。
原川さんは、こういうフレーズもあるよといって、紙に書いていました。その方は、多分そのアドバイスを家に持ち帰って練習するでしょう。
その方は別のワークショップにも出ていて、そこで出た曲を普段は演奏しないけれど、練習してその日のセッションに臨んでいました。もう1年以上になりますが、その人の演奏力の向上は着実に向上しています。
目標が明確なのです。それはうまくなりたいというその方の思い。そして、その思いから、うまくなるために機会は生かす。
セッションに漫然とくることもOKですが、折角ワークショップに出ているのでしたらそこでやった曲をトライしてみる。
そこで思うようにできなかったら、その日のホストにどうすればいいかと聞いてみる。すべてのチャンスを生かす人になれば、本当にあっという間に上達していきます。
セッションで心折れる人は多いです。そういう人は過去に生きている人だなと私は思います。
過去どうだったか、それをやって過去になった出来事をいつまでも反芻している。それをどうしたらよかったのかと発想を未来に続けていければ、それはチャンスになります。
しかし、それを取り戻せなかった過去をうじうじ悩んでも、どうしようもないのです。
前向きな人、上達している人は、視点は未来を向いています。
そう、自分が望むゴールを描き、未来を見れば、確実に前進します。取り戻せない過去からは、どうすれば未来のゴールに役立つのか、そのエッセンスのみをいただくことにしましょう。