ジャムセッションでの各パートの役割を知ろう 

<各楽器がセッションで担う役割を、あなたは知っていますか?>

ジャズのジャムセッションは、初めてのメンバーで、その場限りの演奏を行うため、アンサンブルの理解と協調性が求められます。スクールや個人レッスンではできないアンサンブルが学べるのがJamsSession部の特徴です。これをベースに初級・中級者のワークショップでは、個々の内容に応じてこれ以外の内容にも触れていきます。アンサンブルについては、最低限下記のことを理解しておくといいでしょう。
簡単にその役割についてもご紹介しています。

<アンサンブルの理解とは>
全体の中で、自分の楽器の役割を理解し、自分の音がどのように響いているかを体感し、全員が楽しめる演奏を行うことです。アンサンブルの理解により、自然に音楽的な協調性が高まります。アンサンブルの理解のためには、すべての楽器のプレーヤーが、他の楽器の役割について最低限の知識を持つことが必要です。
これは、スクール等では学ぶことができず、ワークショップの特徴だと思います。フロントプレーヤーとリズムセクションが知っているべきことは次のようなものです。

【ベースの役割】
リズムキープとルート音を弾くセッションの要であることを理解することが必要です。ワークショップで、実際にベースラインを弾いて、聴いていただきます。ウッドベースの音は慣れないと聴こえてきませんので、生のウッドベース音を聴くよい機会だと思います。

【ピアノの役割】
ジャズらしいコード感を出すには基本ルート音を弾かず、テンション音を入れますので、ワークショップで実際にコードを弾いて、ジャズピアノのコードの響きを体感していただきます。

【ドラムの役割】
バスドラムをリズムキープには使わないジャズドラムの基本的な奏法と、各パーツの実際の音を聴いていただきます。ドラムとベースのみのアンサンブルも聴いていただきます。ドラムの方は、全体のアンサンブルにおいて、音量コントロールなども必要になってきます。

【フロントの役割】
フロントは、上記のリズムの役割を知っていると、セッションに慣れるのは早いと思われます。その上で、リーダーシップ的な全体の仕切り方等を学んでいただきます。リーダーシップは、フロントに求められる精神的な部分ですので、これを初心者のうちに身につけておくことはとても重要なことであると考えます。

リズムセクションは、3リズムが役割分担をしているところがジャズの特徴ですので、ピアニスト、ベーシスト、ドラマーの相互理解が必須です。この点は、スクールでは学べず、ワークショップの特徴になります。

とにかく、ベースをよく聴く、余裕がないかもしれませんが、初心者はそれを意識していくようにしてみましょう。

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