【セッションで演奏される曲19】Have You Met Miss Jones? ジョーンズ嬢に会ったかい?
Have You Met Miss Jones? ジョーンズ嬢に会ったかい?
作詞 Lorenz Hart/作曲 Richard Rodgers 1937年
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をはじめ数々の名曲を送り出した作詞作曲コンビ、ロレンツ&リチャーズによる1937年のミュージカル『やっぱり正しくありたい(I’d Rather Be Right)』の中の一曲。
大不況の最中、ペギー・ジョーンズ嬢に恋してしまうのサラリーマンの苦労物語です。
2001年のイギリスのロマンティック・コメディ映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の中でポップシンガーのロビー・ウィリアムスが歌い、そのオリジナル・サウンドトラックにも収録されています。
ジョー・パスの名盤『ヴァーチュオーゾ(virtuoso)』ではアルバムタイトルのごとく、「巨匠」たる素晴らしいソロギターを聞かせてくれます。
1956年の『アート・テイタム=ベン・ウェブスター・カルテット』での演奏は1930~40年代に活躍した名ピアニスト、この年に亡くなったアート・テイタムの最後のセッションです。
同じ時代の名テナーサックス奏者ベン・ウェブスターとの心温まる共演です。
マッコイ・タイナーの1963年のアルバム『リーチング・フォース』ではドラムスにロイ・ヘインズが参加したピアノトリオでの演奏。
この曲はサビの部分のコード進行が独特で、コルトレーンの名曲「ジャイアント・ステップス」はこのコード進行を参考にしたのではないかといわれています。