【セッションで演奏される曲16】Billie’s Bounce ビリーズ・バウンス

ビリーズ・バウンス

Billie’s Bounce ビリーズ・バウンス   
作詞 Eddie Jefferson   John Henderix/作曲 Charlie Parker 1945年

アルトサックスの巨人チャーリー・パーカーが作曲したFのブルース。

1945年サヴォイ・レーベルでレコーディングされました。

メンバーはトランペット、マイルス・デイビス、ドラムス、マックス・ローチ、ベース、カーリー・ラッセルそしてこの曲ではピアノで参加しているディジー・ガレスピー。

曲名にある「ビリー」は元トランぺッターでガレスピーのエージェントの秘書(という説もある)ビリー・ショー(Billy Shaw)のことのようです。

「Shaw Nuff」というガレスピーの曲のShawもこの人のことだとか。

歌手のエディ・ジェファーソンとジョン・ヘンドリックスがそれぞれこの曲に歌詞をつけて歌っています。

前述の1945年の録音は『コンプリート・スタジオ・レコーディングス・オン・サヴォイ・イヤーズ Vol. 1』に収録されています。

1957年シカゴのオペラ・ハウスでのジャムセッション『オペラ・ハウスのスタン・ゲッツとJJジョンソン』では熱気に溢れるライブ演奏の中にも冷静に自己のペースを崩さない名人たちの素晴らしいインタープレイを堪能できます。

クールジャズの先駆者の一人でアルトサックスのリー・コニッツ『ヴェリー・クール』での「ビリーズ・バウンス」はパーカーのビバップの神髄に迫る名演奏です。

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