【初めてのジャズ理論12】8つのスケールとバリエーション
- ダイアトニックスケール
- セカンダリードミナント
- セカンダリードミナントのウラコード
キーに関連して使えるスケールがわかったところで、よく出てくるスケールを最低限の8つにまとめてみました。
スケールの始まる場所が変わるだけで名前が変わる構成音は同じだけど名前が違うだけの20個くらいのスケールを導き出せます。
☆Major scale メジャースケール
(1-2-3-4-5-6-7)
含まれているスケール
メジャースケールの
2番目から始まるDorian(dor)
3番目から始まるphrygian(phr)
4番目から始まる lydian(lyd)
5番目から始まるmixolydian (mix)
6番目から始まるaeolian(aeo)
7番目から始まるlocrian(loc)
☆Melodic minor scaleメロディーマイナー
(1-2-♭3-4-5-6-7)
含まれているスケール
メロディックマイナーの
4番目から始まるlydian7th(lyd7)
5番目から始まるmix(♭6)
6番目から始まるlocrian( #9 )
7番目から始まるaltered scale(alt)
☆Harmonic minor scaleハーモニックマイナー(1 -2 -♭3 -4 -5 -♭6 -7)
含まれているスケール
ハーモニックマイナーの
(5番目から始まるHarmonic minor perfect 5th below)
☆Combination of diminished scaleコンビネーション オブディミニッシュ(コンディミ)
(1-♭2- #2 -3 -#4 -5 -6 -♭7)
含まれているスケール
コンビネーション オブ ディミニッシュの
(2番目から始まるDiminished scale)
☆Whole tone scale ホールトーン
(1 -2 -3 -#5 -♭6 -♭7)
全音音階(全音のみで構成されている)
☆Penta tonic scaleペンタトニック スケール
(1-2-3-5-6)
☆Blues scaleブルース スケール
(1 -♭3 -4 -♭5 -5 -♭7)
☆Cromatic scale クロマチック スケール
(1 -♭2 -2 -♭3 -3 -4 -#4 -5 -♭6 -6 -♭7 -7)
半音音階(半音のみで構成されている)
これらの8つのスケールをどの位置からでも始められる練習をすることによって、それぞれに含まれているスケールも技術的には演奏できることになります。
テンションが近いところを探して行くと、セカンダリードミナントのときに
【△マーク】の時
Mixolydian (1 -2 -3 -4 -5 -6 -♭7)
少しオルタードが混ざる
Lydian7th(1 -2 -3 -#4 – 5 -6 -♭7)
Com dim(1 -♭2 -#2 -3 -#4 -5 -6 -♭7)
Mix(♭6) (1 -2 -3 -4 -5 -♭6 -♭7)
Whole tone(1 -2 -3 -#5 -♭6 -♭7)
など
【□マーク】の時
HMP5B (1 -♭2-3-4-5-♭6-♭7)
HMP5B+(#9)(1-♭2-#2-3-4-5-♭6-♭7)
Altered scale(1-♭2-♭3-3-#4-♭6-♭7)
少しナチュラルテンションが混ざる
Mix(♭6) (1-2-3-4-5-♭6-♭7)
Whole tone(1-2-3-#5-♭6-♭7)
など
このように使えるスケールや使う場所は自由に発展させることができます。
スケールは最終的には好みのものを使って下さい。
このスケール理論は基本的な考えで導かれるスケールを1つ以上提案してるだけと思って下さい。
ありがとうございました!