【亀の歩みのゆるブログ】多くの人が勘違いしている、セッションでジャズピアノが一番優先して練習すること。

先日、ジャズピアノアンサンブル基礎をご参加された方が、セッションに参加して演奏してくださいました。
その前にも初心者の練習会などにもご参加いただいたのですが、着実にジャズピアノでセッションに参加さ
れるという目標へ向けて一歩一歩、進まれています。ジャズピアノの人が、セッションに出るために一番重要で、練習の優先順位に上がってくることは何だと思いますか?ジャズセッションに参加されたいというほとんどの方が(フロントとか全楽器を含めて)、アドリブが
できなければジャズセッションできないと思っているようです

でも、アドリブなんてできなくても、というか実際のところアドリブはそんなに重要ではありません。

例えば集合住宅のマンションにたとえると、そこに住む住民は、マンションの共有部分において一定の
ルールにのっとって生活しなければなりません。例えば、ゴミ出しルール、自転車置き場や廊下、
エントランスなどの共有部分の使用をきれいに使うルールなどなど。
しかし、自分の居住する部屋(つまり専有部分)なら、部屋が散らかっても常識的な範囲なら問題ないでしょう。
(異臭を発するゴミ屋敷なら困りますが)。

アンサンブルも同じです。専有部分つまり、ソロの部分はあなたに一定に割り当てられたスペースでどのように
表現しようと自由です。(ただし、ロストは周りに影響するのでそこは注意)。

むしろ、アンサンブルで大事なのは、参加者のルール、それぞれの楽器がやる全体に影響する役割。
ということでいえば、優先度は、ピアノはコンピング(伴奏)、フロントはテーマの演奏といったように
それぞれの分担があるのです。

そこで一番、見落としがちなのは、イントロとエンディングです。これはピアノの人は避けられない役割です。
フロントから出されたテンポをくみ取って出すイントロ、仮にイントロはできなくても、カウントで入って
もらったときに、そのカウントを表と裏をちゃんと理解して入れているか。。
また、エンディングは、最後の終わりをまとめるのはどうするのか。これはアドリブよりもアンサンブル
全体に影響するのでとても重要です。

しかも、これらは頭の中で理解したつもりになっていても実際に経験してみて練習をしなければ、実際の演奏で
なかなかできないものです。

ジャズピアノアンサンブル基礎では、このイントロとエンディングについても解説と
同時に演奏を実際にやっていただいています。

もし、その回に参加された方は資料をみながらその時を思い出しながら練習をしてみてください。
初めてのセッションではそれができるできないというのがアドリブができるできないというより
も周りから求められているので、ぜひ練習してみてくださいね。

まだ、その回を参加されていない方は、今度の10日(日)13時から、ジャズピアノアンサンブル基礎
の6回目では「イントロ&エンディング」の基本をやりますので、ぜひチェックしてみてください。

また、イントロ、エンディングを練習していきたい方は、練習会セッションビギナー編もいい練習の場です。

ご都合があえば、ご参加くださいね。

なお、電子出版で「バーチャルジャズセッショントレーニングブック」のピアノ編を12月末か1月頭に
出版を予定しています。プロとの豪華競演をぜひ体験してみてください。(近くなったらご案内します)

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