ジャズでは珍しい楽器参加のセッションも面白い。
先日の練習会セッションビギナー編で、スティールパンでご参加いただいた方
がいました。なんと、スティールパンといえば、カリブ海の楽器。
どうやって演奏するのか、どんな演奏になるだろうとサポートメンバーも興味深々。
このスティ―ルパンは、音階での演奏が可能なのです。
失礼ながら、たらいみたいに見える形から想像できませんが、叩く位置で
音階の音がでます。
なので、メロディできるということで、フロントの人と同じようにテーマとか
ソロを演奏していただきました。
面白いですね。ふわっとした音色に不安定なジャズの曲想にマッチして
どこかヒーリング的な演奏になったのも、音の化学反応です。
そこで、思い出したのが、世の中にジャズといえば、サックスとかトランペット
とか、いろいろ代表的な楽器がありますが、店開店以来、本当に珍しい楽器
を持ってこられたお客さんもいます。
こういう楽器で、ジャズが演奏されるんだと驚いたりしたこともしばしば。
それら楽器を、一部紹介しますね。解説はウィキペディアを参考にしています。
では、行ってみましょう
◆ユーフォニューム
金管楽器の一種。一般的にB♭管で、幾重かに巻かれた円錐管と、通常4つのバルブ(弁)
を持っています。音域はテナーやテナーバスのトロンボーンとほぼ同じですが、それよりも幾分
か柔らかく温かみのある音色を奏でます。
ユーフォニアムのマウスピースはトロンボーンと共通に扱われていますが、トロンボーン
のものよりややカップの深いものが好まれているそうです。
写真(ブログ参照)は当店でのセッションホストのユーフォニューム奏者の海野百合香さん。
彼女は日本ではジャズ演奏者の第一人者といってもいいでしょう。興味のある方は、ぜひ
スケジュールでチェックしてみてくださいね。
◆アコーディオン
ご存じアコーディオン。当店でも過去、2人ほどアコーディオンでセッション参加された
方がおられたようです。パリのイメージの音。枯葉などもとても合いそうです。
アフタヌーン・イン・パリなんかの曲もいいかも。
◆ファゴット
ファゴットは非常に長い楽器で、長い管を二つ折りにした楽器で、伸ばすと約260センチ
にもなるのです。楽器の先に細い金属の管が付いていますが、これはボーカルといって、
先端にリードを付けて息を吹き込みます。ファゴットの内側は、ボーカルからベルまで、
内径がだんだん広がっていく円すい管になっていて、ボーカルの付け根から下に向かって
進み、一番下の金属パーツの中でUターンして、今度は一番上まで上がって行く構造の
ようです。さらにファゴットは指10本全部を使う、めずらしい管楽器。同じ高さの音を、
違う指使いで出すことで、同じ音でも音色が優しくなったり、ピアニッシモの小さな音
が出せたりするのです。難解そうですが、深く響く低音から甘いメロディまで、ハマれ
ば面白い楽器なのかもしれません。この楽器をもってこられた方が過去おられました。
◆ホルン
この楽器はよく目にされる楽器だと思います。構造がどうなっているのかわかりません
が、この楽器も以前、2人ほどセッションに来られたことがあったようです。
◆メロフォン
以前、初心者のセッションに来られた方が、持っていたのがこのメロフォン。なんか
マーチングで使う歴史があるようなことをおっしゃっていましたが、もうここまでく
るとトランペット、フリューゲル、メロフォン。。訳がわかりません。フリューゲル
のようなあったかい音がしていました。
(イラスト参考:http://temtekomy.seesaa.net/article/419161181.html)
◆篠笛
なんでも、演奏する曲のキー毎に楽器を変えるようです。調べてみたら意外と篠笛
でジャズってあるんですね。この篠笛、TAKE FIVEとかSpainとかの曲はすごくジャズ
にはまってかっこいいですね。哀愁のある響きがそういう曲想のものには会いそう
です。セッションにも篠笛を持ってこられた方がいたそうです。
◆尺八
ご存じ、尺八。これで枯葉を吹いている人がいましたが、かっこよかったです。
普通にサックスとか吹いてもかなりうまい人だと思いまsが、記憶にある限り、
尺八でコンファメーションを聴いた記憶があります。かなりやりたくなりました。
ちなみに尺八は古来伝統法で音階が琴古流と都山流と二つの流派で音階の読み方
が違うそうなのでそこから入るとかなり難しいので現代の音階から覚えるのが
いいみたいです。ちなみに尺八は2オクターブあるので、いろんが曲ができそうです。
ただ難しいみたい
ということで、え。これで演奏できるの?というのもあって
しかも和楽器でも演奏できるのには驚きです。
また、楽器とは違いますが、タップダンス用にボードを持ってきて、
それで参加された方もいます。
ジャズって、どこまで自由なんでしょう。
固定概念を外し、いろんな楽器で楽しめる世界が広がりますね。