ジャズのサウンドの秘密を学ぶ。11/18(日) のジャズ理論・実践&体感講座
ジャズの世界へようこそ。今回のテーマは、ずばり【テンション】です。
モードジャズ以前のハーモニーシステムは、基本のコードトーン(コードを構成する音)の、1.3.5.7(ルートの音、3度の音、5度の音、7度の音) 、とテンションの、9.11.13(9度、11度、13度)、という音で構成されています。
基本のコードトーンだけでは、ジャズらしくなりません。そこにスパイスの効いたテンションの音が入ることでジャズらしいサウンドになります。
そもそも、テンションの音は、コードスケール(音階)から成り立っているのです。
今回は、理論的な解説から始まるのではなく、実際の演奏を聞く事から、耳で感じ取っていきましょう。
セッションで良く取り上げられているスタンダード曲、ビバップ曲のメロディから、テンションの響き、印象を体感し、実際に演奏で確かめ、感覚と知識が脳の回路でつながることを目指します。
各コードには、さまざまなテンションがありますが、皆さんがジャズっぽいサウンドやメロディをとくに意識する場所は、ドミナント7th(C7といった7のついたコード)における、オルタード、コンビネーション・オブ・ディミニッシュ、ホールトーン、この3つのスケールによって使える音が違います。
また、ここだけでなく、ジャズのコード進行でよく出るパターンのコードでもテンションにあたる音が使われますが、これもスケールでわかってきます。
セッションでも出てくる、星影のステラ、オン・グリーンドルフィン・ストリート、イパネマの娘、エブリシング・ハプンズ・トゥ・ミー、等にこれらの曲にはテンションが盛りだくさん。
こうした曲を取り上げながら、スケールの知識と感覚で理解していきましょう。
このワークショップは、ジャズの経験がまだ浅い人、なかなかジャズらしい演奏にならないと悩んでいる人にオススメです。
楽器のある方は、強制ではありませんが、音を実際に出してみることでよくわかりますので、できるだけお持ちくださいね。
●ワークショップ:11月18日(日)10:30~12:30 10:30~12:30 午前/入門者/初心者のためのジャズ理論・実践&体感講座2~ジャズの音テンション編 (全パート対象)
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