ジャズピアノアンサンブル基礎のカリキュラム全体のおおまかな流れです。大きく分けて3つの役割(ステップ)がありますが、それぞれの中でもステップを分けています。

また、ピアノの人はリズムセクションとしての役割もあるため、俯瞰して全体の演奏者の演奏を聴く意味で、ピアノを演奏している以外にも、ベース、フロントとしての演奏をやっていただきセッションの形で練習していきます。このワークショップは、下記のような流れで学んでいきます。

【注意】各月の課題曲の譜面の資料は、申込みされた方にメールにてお知らせします。

【注意2】各月の課題曲のベースラインは必ず事前に一度メトロノームを使って練習してみてください。また、9月~11月のアドリブの回では、左手が難しければ、右手のみでアドリブをするのも大丈夫です。(理由は説明します)。今の段階でご自身ができることに集中してやってみてくださいね。

◆◆◆◆◆毎月のカリキュラム◆◆◆◆◆

1.バッキングのステップ

【Step1】ジャズらしいコードの押さえ方を学びます(7月)

ピアノの重要な役割は、フロント奏者などのバックでバッキング(伴奏)をする部分。コードをどのような音を使い演奏しているのか、そのハーモナイゼーションの基本の考え方を学び、実際にセッションの状況を想定し、演奏練習していきます。(曲は2曲●F Blues●Bye Bye Blackbird)

【Step2】バッキングのリズムパターンを学びます(8月)

コードの音をどのタイミングで入れていくのか、ジャズのリズムに沿った演奏をするためのリズムの考え方を学び、実践形式で演奏練習していきます。また、コンピングだけでなく、アドリブソロ、リズム隊としてのピアノが知っておくべきジャズのノリを作る、スィングフィールについての知識を学びます。(曲は2曲●酒バラ●Fly Me To The Moon)

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2.アドリブのステップ

【Step1】メロディを使ってアドリブをしていきます(9月)

メロディに沿いながら自由にアドリブをしていくヒントを紹介していきます。曲のメロディを大事にしていくことはとても大事です。そこからアドリブへ発展させていく方法で、とにかく楽しくジャズアドリブに触れる第一歩となります。(曲は3曲●酒バラ●Fly Me To The Moon●Bye Bye Blackbirdから)

【Step2】ジャズらしい音づかいに迫ります(10月)

ジャズに聞こえるには、ジャズらしい音を使うこと。それをどこに入れるのかどのタイミングに使うのがというのも大事です。コードやスケールという視点から、ジャズアドリブのアプローチに迫ります。Step1よりジャズらしい響きを感じてください。(曲は3曲のうち●酒バラ●Bye Bye Blackbird)

【Step3】よりジャズっぽいフレーズを使っていきます(11月)

ジャズによくでてくる慣用句的なフレーズを使いこなすことで、よりジャズぽいダウンドになります。やみくもにサウンドを増やすのではなく、効果的に演奏に反映していくことと自分のフレーズとのバランスをとっていくことが大事です。(曲は3曲のうち●酒バラ●Fly Me To The Moon)

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3.イントロ&エンディングのステップ

【Step】イントロ・エンディングの考え方と実践(12月)

ピアノの重要な役割としてイントロとエンディングがあります。いくつかの基本パターンを学び応用していきましょう。今までやったすべての曲を一通りおさらいしていきます。

【学ぶ曲】課題曲は、●F Blues●酒バラ●Fly Me To The Moon●Bye Bye Blackbirdの4曲を中心に6か月練習していきます。譜面の資料はこちらで用意したものがありますので、ご参加の方は、参考資料としてお使いいただけます。

■ジャズピアノアンサンブル基礎(参考譜面)2022年(保護ページ)