セッション川柳 その弐『人様がうまく聴こえるよ、セッションは』

ステージに上がったら覚悟を決めてあなたのもっている演奏力で、めいっぱい演奏するのが一番。あなたの音楽はあなたにしかできないのですから、堂々と自信をもってやってみてください。 堂々と弾けばそれなりに、聴こえますが、自信なくやれば、自信なさが露呈するだけ。せっかく楽しく演奏しようとする共演者を興ざめさせてしまうだけです。

もうステージに出れば、いっそのこと演奏を楽しんでしまいましょう。 実際に、セッションではいろいろな人がいますが、卑屈な感じで臨むより、自分の精いっぱいの力でやるだけのことをやる、音楽に浸って反応している人は技量はともかく、結果は・・意外に悪くないものなんですよ。いい演奏だったなということも多いものです。

怖いといっていれば、不思議と怖いと思うような扱いをされてしまうのです。

そんな周りを気にする日本人に比べ、総じて、外人さんは概ね演奏を楽しんでいる人が多いのではないでしょうか。 以前に、アフリカから来たというサックスの男性とセッションをしたことがあります。 大陸的な演奏で・・、はっきり言って、軽く1小節は飛ばして演奏していました。周りは大変です(笑)。

周りも無理やり彼に合わせている状態。でも彼が楽しいんだと心から思っている気持ちが、顔にも、演奏にも出ているので、こちらも段々楽しくなってきて最後は大盛り上がりで演奏してました。

全ての曲が崩壊寸前では困りますが(笑)、演奏を楽しんですることがセッションの醍醐味、本質なんだと思います。 セッションにあっては、いろいろと理屈をいったり、他人を批判するような人もいるかもしれません(当店のお客様にはおりませんが)。

中には、素人の演奏を下に見て、明らかに手を抜いて嫌がらせされ、怖い目にあったという初心者もいるでしょう(途中でべースが演奏やめて、泣きながら演奏したピアノの方の話もききましたが、もちろん当店ではありません(笑))。でも、堂々としていればまったにそんな怖い目にはあいません。 あなたのやることはセッションを愉しむために、日々あなたができることを増やしていくこと、そして目の前の演奏にひたすら集中することなのです。

周りにいる人と比較するのではなく、昨日のあなたの演奏と今日のあなたの演奏を時系列で比較する、それが自信につながると思います。

今日は昨日に比べて自分はここまでやれて楽しかった。。。こう考えれば、気が楽になりませんか。

うちの店のフローという名前の由来。実は、「その瞬間に没頭し、自分らしいパフォーマンスを発揮する心の状態」をいう心理学用語です。「揺らがず、とらわれず」いう心理状態です。そう、周りを気にせず・・。

これは、自分の力をマックスに出せる心理状態なのです。 その状態で演奏を楽しんでもらいたい、そういう気持ちを込めて名付けているんです。また、Jは、ジャズ(Jazz)のJでもあり、日本(Japan)のJにもひっかけています。

名前の由来、たまに思いだしてやってくださいね。

 

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