セッション川柳 その壱『上達後、デビューしますと早10年』

よく、「上達したら、セッションに出ます」という方がおられます。皆さん、うまくなってそこそこ弾けるようになったら、セッションに行こうと考えていませんか?

それ、逆です。

はっきり言って、上達したいなら、まずセッションに飛び込むことです。

でも、その前に・・

うまく弾くというのが、とても抽象的なので、しかも人それぞれの基準が違うので、うまくなるというのが何を指しているのかを共通認識するのは、本当に難しいなと思います。

あるとき、ピアノの人がセッションに来て、「初心者であまりうまくありません」と自己申告したので、こちらもそのつもりでいたました。曲も「枯葉」のような初心者らしい曲。しかし、弾いたらのけぞるくらいうまかったことがありました。

こちらとしては、完成度の高い演奏なのにと思いましたが、本人の中では、自分はまだまだいけてないと思っている 様子。確かにそれ以外の曲はあまり持ち曲がなかったのです。

実は、セッションの初心者で、曲がある程度限られている人の場合、その曲は何度も練習しているのでアドリブを よどみなく吹いたり、弾けたりすることがあります。それはその曲の練習量が違うから。

逆に、セッションに慣れたベテランでも、その曲の演奏に慣れていなければ、ほとんど印象もなかったり、ときとしてあわやということもあります。

演奏クオリティとしては、セッション初心者の方が格段に上ということも往々にしてあるのです。初心者とベテランの違いは、様々な曲への対応力の差だったりすることも。

セッションに行くと周りがうまい人だらけに聴こえるかもしれません。だから怖いという人もいます。時に心が折れることがあるかもしれません。そのメンタルについてはおいおい、強化する方法を御紹介していくとして。。。
実際、4年以上セッションを毎日聴いてきて思うことは、どんなにうまい人でも崩壊している演奏は多いものです。多少のリズムのヨレや、一人だけ裏返ってたりしてることもざらにあります(笑)だから、初心者だって堂々としてていいのです。

だって、初めて顔を突き合わせた人と、一緒に演奏するのですから、思い通りの演奏にならないことだってありますって(笑)。だからこそ、現場対応力を身につけていくには、人と演奏すること、同じ顔触れでなく、ときにやったことのない人と演奏するセッションがお勧めなのです。CDで一緒に演奏しててもセッションの対応力は身につきませんよ。

ワークショップでセッションは初めてといった方が、2年という短い期間でもうセッションで普通に演奏している方を何人も見てきました。ほとんどが現場対応力をつけるセッションに、飛び込んで行った方々です。例え数曲でも持ち曲があれば、それだけをセッションでいろいろな人と演奏することで、確実に自信と上達につながるのです。

『うまくなったらセッションデビューではなく、うまくなるためにデビューする』

まだまだと思う人も、少し勇気を出して、セッションに行ってみてください。その前に、セッションデビューに向けたワークショップもありますので、このゆるいところから第一歩を踏み出してください。

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